「おしゃべりさん」が場で活きる方法

こんにちは、りんです。

まずお知らせです。
これまで山ノ内凜太郎個人で投稿していたこのブログを、僕が経営する合同会社Active Learnersの共同ブログにします。

筆不精の僕1人の投稿だと、どうしても継続的に投稿するのが難しいのと、
せっかくなら共同代表の米元洋次の知見も載せていった方がブログとしても、忘備録としても価値あるものになると考えたからです。

これからは月1で必ず投稿するようにします。
見て下さっているみなさま、乞うご期待!!☆★


さて、本題です。

まちづくりの現場から、会社組織にまで、至るところに出現する「おしゃべりさん」。

20分という枠が決まったグループトークの時間。
自分の周りには他にも4名いるんだけれど、平気で1人で5分とか喋っちゃう。

ファシリテーションや会議づくりの研修を実施する際、「喋り過ぎる人をどうやって止めればいいのか」という質問は、ほぼ必ずといっていいほど出されます。


「おしゃべりさん」と認定してしまう・されてしまうことは、実は場にとっても大きな損失です。

自分の話をする時間は、少し乱暴に言い換えるのならば、相手の話を聴かない時間です。「おしゃべりさん」は、せっかくたくさんの考えや想いをもっているのに、相手の話を聴かないが故に、新しい発想が入ってこず、いつまでも自分の枠の中での話になってしまいます。

自分の枠の中での話を聴き続けるのは、苦痛です。必然的に、「この人の話は、話半分で聴こう」と思われてしまう。なので、「おしゃべりさん」が、実は場にとって有益な話をしていても、周りの人がすでに「聴かないモード」に入っていて流れてしまうこともあります。これは、とっても勿体無い。


今回は、
・誰でも「おしゃべりさん」になる可能性がある
・「おしゃべりさん」は場にとって有益な情報をもっている
という前提のもと、おしゃべりさんをうまくコントロールしながら、場をつくる方法について書きます。


(1)開会でできること
・「おしゃべりさん」は注意されるという前提を、しっかりと場で共有する
「今日の場では、ここにいるみなさんの考えや想いが出されることを大切したいと思います。なので、誰かがずーっと喋っていて、同じ席の人が自分も喋りたそうな顔を見かけたら、ぼく(ファシリテーター)は遠慮なく注意しちゃいますからね!」
…というようなことを、会の始めにしっかりと共有することが大切です。
おしゃべりさんは、良かれと思ってお話しされていることが多いです。それを、喋り過ぎだと「急に」注意されると、逆上してしまったり、逆に喋れなくなってしまいます。なので、事前にしっかりと「みんな対等」「注意される可能性がある」という前提を共有しておきます。

(2)プログラムをデザインするときにできること
・話す時間と聴く時間を分ける
あるテーマについて話すとき、3〜5分程度、話し手が一方的に話をし、聴き手はあいずちとうなずきを意識しながら相手が話しやすい時間をつくります。自分も確実に話せる時間が持てるという安心感があるため、聴き手のときは相手の話に集中できますし、話し手のときには遮られることなく話せるので充足感を感じることができます。
*一方でお話することが苦手な人もいるので、その点も考慮する必要があります

ストーリーテラーに任命する
テーマについて「おしゃべり」さんに10分〜15分程度でお話してもらい、それを踏まえてグループトークを行うという、ある意味で逆転の発想です。これも、考え方は上記と同じ、話す時間と聴く時間をしっかりと分ける、ということを更に大きな枠で考えます。普段は、「グループで対話をする」という前提があるので「おしゃべりさん」と思われてしまいますが、話し手と聴き手とはっきりと立場を分けることで、しっかりと相手の話に耳を傾けることができます。いわゆる“偉い人”・"年長者"が「おしゃべりさん」の場合に、特に効果的な方法です。
*「おしゃべりさん」の話が長かったり、早かったりして、聴き手が大変にならないように、ファシリテーターが内容をホワイトボードに書き出したりすることが必要な場合もあります

(3)注意するときにできること
「○○さん、お話ありがとうございます!△△の点、とっても重要だと思いました。その上で、他の人の話も聴いてみたいとぼくは思ったのですが、いいでしょうか?」
まず、相手の内容をちゃんと聴いておくこと。上っ面ではなく、心から聴いて、そしてよかったと思ったことを伝えること。わたしは他の人の話も聴きたいと、I messegeで伝えること。名前を呼ぶこと。あくまでも、その人が喋り過ぎなことが悪いのではなく、他の人の話を聴きたいという風に伝えることを、ぼくは大切にしています。


喋りたいことが溢れるって、すごいことだと思うんです。
それを場で活かせたら、みんなハッピーだと思いませんか。